老犬の狂犬病ワクチンは免除してもらえる?条件と手続き 免除期間について実際の体験談!

ペット体験談
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愛犬が年老いてくると、狂犬病ワクチン接種への不安を感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

実は、老犬の場合、一定の条件を満たせばワクチン接種を免除される可能性があります。

この記事では、老犬の狂犬病ワクチン免除について、以下の内容をご紹介します。

➡︎ 免除の条件
➡︎ 手続き方法
➡︎ 免除期間
➡︎ 実際の体験談

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老犬の狂犬病ワクチンが免除される可能性がある条件

狂犬病ワクチン接種は、法律で義務付けられていますが、老犬の場合は、一定の条件を満たせば免除される可能性があります。

老犬のワクチン接種を控えた方が良い場合もあるため、愛犬の健康状態を考慮した上で検討することが重要です。

ここでは、老犬の狂犬病ワクチン免除の条件について詳しく解説します。

老犬の狂犬病ワクチン免除には、以下の条件を満たす必要があります。

老齢以外に、何らかの病気や体調不良があること

老齢の犬は、狂犬病ワクチン接種による体調悪化のリスクが高くなります。

そのため、老齢以外に何らかの病気や体調不良がある場合は、ワクチン接種を免除される可能性があります。

ここでは、老犬の狂犬病ワクチン免除の条件として挙げられる「老齢以外に、何らかの病気や体調不良があること」について、具体的にどのようなケースが考えられるのか、詳しく解説します。

重度の慢性疾患

● 心臓病:心不全、不整脈、弁膜症など

● 腎臓病:腎不全、慢性腎臓病など

● 肝臓病:肝硬変、肝炎など

● 糖尿病

● 癌:進行性のがん

● 免疫不全:感染症にかかりやすい状態

高齢による衰弱

● 極度の体重減少

● 食欲不振

● 元気がない

● 歩行困難

● 認知症

ワクチン接種による過去の副作用

● アレルギー反応

● 発熱

● 嘔吐

● 下痢

● 元気消失

その他の獣医師が判断したケース

● 手術後

● 治療中

● 重度のストレス

うちの愛犬チワワは癌と診断されたため、それ以降の狂犬病ワクチンの接種は生涯免除されました。

老犬の狂犬病ワクチン免除の手続き方法

免除を受けるためには、以下の手順で手続きを行う必要があります。

  1. 獣医師に相談し、愛犬が免除の条件を満たしているかどうか確認する。
  2. 獣医師から「狂犬病予防注射実施猶予証明書」を発行してもらう。
  3. 住んでいる市区町村役所に証明書を提出する。

手続きはとても簡単です。

かかりつけの動物病院の獣医さんに相談した上で狂犬病ワクチン免除の手続きをしてもらいましょう。

老犬の狂犬病ワクチン免除申請 免除期間は?

免除期間は1年間有効で毎年更新が必要となります。

しかし私の動物病院では、1度手続をすると更新することなくその犬が亡くなるまで有効である、と説明を受けたので、その市町村によって対応は違うのかもしれません。

またこれは稀な例だと思いたいのですが、X(旧Twitter)上で病気の老犬の狂犬病ワクチン免除申請をしたけれど許可が下りず、ワクチンは必ずするようにと言われた、といった口コミがありました。

さすがにこれはちょっとひどいのではないか?と思ってしまうのですが、ワクチン接種が不安な場合には獣医師さんにしっかりと相談しましょう。

【実際の体験談】

● 15歳の愛犬が心臓病を患っており、獣医師からワクチン接種は控えた方が良いと診断されました。
市区町村役所に「狂犬病予防注射実施猶予証明書」を提出して免除を受けました。

● 12歳の愛犬が腎臓病を患っており、ワクチン接種による体調悪化が心配でした。
獣医師と相談した結果、抗体検査を行い、抗体価が十分であることが確認できたため、ワクチン接種を免除されました。

老犬の狂犬病ワクチン免除のメリットとデメリット

老齢の犬は、ワクチン接種による体調悪化のリスクが高くなるため、ある一定の条件を満たすと狂犬病ワクチン接種を免除される可能性があります。

ここでは、老犬の狂犬病ワクチン免除のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

老犬の狂犬病ワクチン免除のメリット

● 愛犬の負担を軽減できる
ワクチン接種によるストレスや副反応を避けることができます。

● 体調悪化のリスクを減らせる
特に、心臓病や腎臓病などの慢性疾患を持つ老犬にとっては、ワクチン接種が負担となる場合があります。

● 医療費を節約できる
ワクチン接種費用を抑えることができます。

老犬の狂犬病ワクチン免除のデメリット

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● 狂犬病への感染リスクが高まる
ワクチン接種は、狂犬病から愛犬を守る最も効果的な手段です。

いくら日本では狂犬病が発生していないとはいっても他の国ではまだまだ狂犬病は発生していますし、狂犬病は発症するとほぼ確実に死に至ります。

免除を受けることで、感染リスクが高くなります。

● 周囲への配慮が必要
狂犬病は人畜共通感染症です。
周囲の人への感染リスクを考慮する必要があります。

● 手続きが必要
免除を受けるためには、獣医師による診断と証明書の発行、市区町村役場への届け出が必要で、更新する必要があります。

老犬の狂犬病ワクチン免除は、メリットとデメリットをよく理解した上で、獣医師と相談しながら慎重に判断することが大切です。

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【おまけの知識】狂犬病について

<写真はイメージです>

今更ですが【おまけの知識】狂犬病について。

狂犬病は、日本では発生していないものの、以下の点から非常に恐ろしい病気です。

致死率が高い

発症するとほぼ確実に死に至る病気です。

過去、世界で6人しか生存例が確認されていません。

治療法がない

発症後の有効な治療法は存在せず、症状を緩和する対症療法しか施せません。

恐ろしい症状

幻覚、興奮、麻痺、恐水症など、非常に苦しい症状が現れます。

水をとても怖がるようになった狂犬病患者さんの動画を見ましたが怖いです。

感染経路が様々

主に犬に咬まれることで感染しますが、コウモリやキツネなどからも感染する可能性があります。

潜伏期間が長い

感染してから発症するまでの期間が長く、数ヶ月から数年経ってから発症することもあります。

予防接種が重要

感染予防には、ペットへの狂犬病ワクチン接種が不可欠です。

海外旅行のリスク

海外旅行中に狂犬病ウイルスに感染する可能性があります。

渡航先によっては、事前に予防接種が必要となります。

根絶が難しい

狂犬病ウイルスは野生動物にも存在するため、完全な根絶は困難です。

猫:、フェレット、キツネ、コウモリ、ウサギ、モルモット、リス、チンチラなど、多くの哺乳類が狂犬病ウイルスに感染する可能性があります。

これらの理由から、狂犬病は非常に恐ろしい病気と言えます。

日本では発生していないとはいえ、海外旅行や野生動物との接触など、感染リスクはゼロではありません。

ペットへのワクチン接種や渡航先の情報収集など、予防対策をしっかりと行うことが重要です。

狂犬病は非常に恐ろしい病気ですが、ペットへのワクチン接種や適切な管理によって予防することができます。

愛犬が狂犬病ワクチン免除した体験談

<写真はイメージです>

最後に、私の今は亡き愛犬チワワちゃんも11歳の時に狂犬病ワクチンの免除申請をしました。

ちゃんと毎年ワクチンは接種していたんですが、ガンと診断されたことで病院から狂犬病ワクチン免除申請をした方がいいと言われて出しました。

愛犬は動物病院に定期的に通院していたため、狂犬病ワクチンの免除申請は簡単にしてもらえました。

料金は【無料】でした。

他の病院でも無料でできるのかはわからないので、もしもの時はご確認くださいね。

申請書はびっくりするくらい簡素で、かかりつけの獣医さんに書いてもらった後は自分で市区町村役場に提出したと記憶しています。

申請書以外に特に送るものはなかったですが、詳しいことはお住まいの市区町村役場に聞いた方がよいでしょう。

私の場合、1度申請したら生涯にわたって有効だったようで、追加の申請などは行うことなく、ワクチン接種の連絡ハガキが届くことはありませんでした。(ちょっと悲しい気もした。)

まとめ

老犬の狂犬病ワクチン免除は、愛犬の健康状態を考慮した上で検討することが重要です。

免除を検討する場合は、獣医師とよく相談し、愛犬にとって最善の判断をするようにしましょう。

なお、免除はあくまでも例外措置であり、すべての老犬が対象となるわけではありませんのでご注意くださいね。

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