【老犬 介護】愛犬との最期まで寄り添う|老犬介護の心構えと実践

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愛犬との最期まで寄り添う:老犬介護の心構えと実践

愛犬との暮らしは、かけがえのない喜びと癒しを与えてくれます。

しかし、愛犬が老犬を迎えると、体力の衰えや病気など様々な問題に直面することになります。

老犬介護は、愛犬の最後の時間を少しでも快適に過ごせるよう、飼い主が積極的にサポートしていくことです。

この記事では愛犬との大切な時間をより充実したものにするために、老犬介護について詳しく解説していきます。

老犬介護とは

老犬介護とは、老犬になった犬が日常生活を送るために必要なサポートを行うことを指します。

具体的には、食事、排泄、運動、健康管理、服薬、心のケアなど様々な側面が含まれます。

老犬になると、犬は様々な機能が衰え、これまでできていたことが難しくなります。

飼い主は、愛犬の変化に敏感に気づき、必要なサポートを提供していくことが重要です。

うちのもう亡くなった愛犬チワワちゃんの場合、12歳時に内臓に5センチを超える腫瘍が見つかり手術ができず看取りましたが、やはり急激な老化現象や薬による副作用があり、介護状態となりました。

具体的には・・・・

➡︎ 歩行困難
ステロイド処方により後ろ足が段々と弱り、自力で歩けないように。

家の中では前足を使ってハイハイ状態。

外ではお腹をベルトで吊るして歩行補助をしていました。

先天性のパテラ(膝蓋骨脱臼)だったことも影響したのかも?

➡︎ ご飯を食べない
老犬あるあるのひとつ、ご飯を食べない、ご飯にうるさくなる、というのも体験しました。

何でも喜んでおいしく食べてくれるわんこでしたが、好物だったものをことごとく拒否。

バナナや茹でたさつまいもなどは甘みがあって大好きだったのに口にしない。

老犬の「最後の砦」と言われているちゅーるも拒否。

老犬になると毎日が「食」との戦いといっても過言ではないかも?

➡︎ 水を飲めない
うちの子は若い時からとにかくお水を飲むのが下手くそでした。

給水器もお皿もダメ。

それでも若い時は何とか時間をかけて飲めていましたが、年を取るとむせるようになり一度は水が喉に詰まったのか?失神しました。

たかが水でも老犬によっては命を落とす原因になり得ます。

⬇︎ この記事が参考になりました。

老犬になると様々なケアが必要になってきます。

特にわんこはしゃべることができないので「愛犬が何をして欲しいのか?」を的確に判断するのが難しいです。

しっかりと愛犬の様子を見て愛犬の要求がわかるようになるには若い頃からの長年の積み重ね、阿吽の呼吸って言うんですかね?

それが大事かもな〜って感じました。

老犬介護の心構え

老犬介護を始める前に、まず大切なのは心構えです。

➡︎ 愛犬の老化を受け入れる

➡︎ 愛犬のニーズを理解し、尊重する

➡︎ 最後まで責任を持って介護する

➡︎ 無理せず、周囲の助けを借りる

愛犬の老化は避けられないものです。

愛犬の体調や気持ちに寄り添い、できる限りのサポートを提供することが大切です。

老犬介護の具体的な方法

老犬介護には、様々な方法があります。

以下に、いくつかの例を紹介します。

食事

➡︎ 消化吸収が弱くなった場合は、軟らかい食事やサプリメントを与える
(少量でも高カロリーなリキッドタイプのフードなどもあります)

➡︎ 食欲がなくなる場合が多いので食べるものを探す必要がある
(鶏肉は食べないが豚肉・牛肉は食べるなど)

➡︎ 食欲がない場合は、少量ずつこまめに与える
(ちゅーるなど舐めやすいものがGOOD)

➡︎ 水分をこまめに与える
(のどにつまらせないように注意!失神する場合も)

排泄

➡︎ トイレが間に合わない場合は、ペットシーツやオムツを使う
老犬介護をする人のおうちは床一面ペットシーツって場合も多いです。

➡︎ 排泄を促すマッサージを行う
犬のマッサージは排泄を促すだけではなくリラックス効果も大きいので学んでおくのもいいですね^^

➡︎ 排泄しやすい環境をつくる
足腰が弱っている子が多いのでトイレがしやすい場所に安心してできるように環境を整えます。

運動

➡︎ 軽い散歩や室内での運動を取り入れる
介護が必要になる頃には若い頃のような散歩の仕方は必要ありません。

気分転換をかねて抱っこでお外の風を感じさせてあげるというだけでもOK!

歩きたいようなら短い距離を軽く歩かせる程度で楽しませてあげましょう。

➡︎ 無理せず、愛犬のペースに合わせる
犬が苦痛に感じないような速度・距離で一緒に楽しみましょう。

➡︎ 関節に負担がかからないように注意する
今更ながらに感じるかもしれませんが、関節ケアのサプリメントを取ることを獣医師さんに勧められましたよ^^

健康管理

➡︎ 体調の変化に注意し、異変を感じたらすぐに獣医師に相談する
老犬・シニア犬になったらかかりつけの獣医さんとの二人三脚です。

信頼できる獣医さんを若い頃から見つけ、信頼関係を築いているといざと言う時に安心です。

➡︎ 必要な薬をきちんと服用させる
飼い主が勝手に判断することなく、獣医師の支持に従うことが良い結果につながるでしょう。

その際、わからないことや望むことはしっかりと伝えるようにしましょう。

心のケア

➡︎ 愛犬とのスキンシップをたっぷり取る
老犬になると寂しくなるのか?飼い主さんべったりになる子も多いです。

愛犬を安心させてあげるためにも愛犬としっかりと向き合い、時間をとってスキンシップを心がけましょう。

➡︎ いつもと変わらない生活を送る

老犬になって心配になるのは分かりますが、飼い主さんの不安はわんちゃんになぜか伝わるものです。

なるべくいつもと変わらない気持ちで、規則正しい生活を送るようにします。

➡︎ 不安な場合は、獣医師に相談する
愛犬の介護は初めてって人も多いので不安なことやわからないことも多く出てくるかもしれません。

そんな時にはかかりつけの獣医さんに相談しましょう。

アドバイスを頂けると思います。

老犬介護は、愛犬にとっても飼い主にとっても負担が大きいものです。

しかし、愛犬との最後の時間をより充実したものにするために、積極的に取り組んでいくことが大切です。

老犬介護は、一人で抱え込まずに周囲の助けを借りることも大切です。

家族みんなで協力して介護ができると良いですね。

実際に老犬介護をした私の感想

実際に老犬介護をした私、とか言いましたが、正直そこまで壮絶な介護をしたというわけではありませんでした。

ガンが破裂したことの出血多量による死だったようなので、結局は1年半程度の介護生活でした。

それでも若い頃と比べてケアが必要でしたし、毎日が試行錯誤の日々でした。

介護の中ではいろいろな問題が出てきます。

例えば・・・

歩けなくなる、じゃあどうする?
  ↓
車椅子を作る?
  ↓
でも車椅子って高いよね?
  ↓
チビなチワワが車椅子を使えるかな?
  ↓
安いのがあったよ、じゃあ買ってみよう
  ↓
買ってみたけどやっぱりうまく使えない、乗りこなせない。
  ↓
じゃあどうする?次の案は?
  ↓
お腹から吊って歩行を補助してあげたらどう?
  ↓
わかった、この商品を買おう

犬 後ろ足 ハーネス
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買ったけど足が入らない
  ↓
じゃあ作り直して足を通さないでお腹で回して吊り上げようか?
  ↓
そしたら滑り落ちちゃったよ
  ↓
滑らないように滑り止めを縫いつけよう
  ↓
これでうまくいったみたい、上手に歩けておしっこもできた!やった〜
  
こんな感じの試行錯誤です^^

老犬介護をしている飼い主さんたちは、問題はそれぞれ違いながらもこのように色々なアイデアを出し合い試行錯誤を繰り返しながら解決法を模索しているって言う人が多いです。

それはなぜかというと、犬の介護用品がまだまだ少なく、しかも高いから、という理由もあると思います。

だから自分たちでホームセンターやダイソーなどの百均の商品をうまく組み合わせて、自分のうちの愛犬に合うように自作するしかないのです。

先ほどは「歩けなくなった愛犬の歩行問題」について例として上げましたが、外での歩行問題は解決したものの、家の中での自力歩行についての問題は解決が難しく、試行錯誤の最中の愛犬の死でした。

とにかくそういった点では飼い主さんのアイデアが試されますね。

とは言っても最近はネットに色々な体験談がたくさん載っていますので、アイデアを形にするのはそこまで難しくはないかもしれません。

愛犬に介護が必要になった場合はやはり時間も手間もかなりかかるようになります。

でも今までかわいがってきた愛犬が最後に向かっている大事な時なので、今までの「恩返し」のつもりで毎日楽しく頑張ったつもりです。

辛い日が続くかもしれませんが、後悔することがないようにサポートできたらいいですよね。

まとめ

老犬介護は、愛犬との大切な時間をより充実したものにするために、飼い主が積極的に取り組んでいくべきものです。

心構えをしっかりと持ち、具体的な方法を実践することで、愛犬の最後の時間を少しでも快適に過ごせるようサポートすることができます。

また、老犬介護には様々なサポートがあります。

必要に応じて利用することで、負担を軽減することができます。

愛犬とのかけがえのない時間を大切に、最後まで寄り添っていきましょう。 

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